株式会社ヨコオ

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CSR推進

Diversity, Equity & Inclusion(DEI)

基本的な考え方

当社グループでは、国籍・性別・世代にとらわれず、多様な人材を採用・育成し、従業員一人ひとりが最大限に力を発揮できるよう、DEI※1 推進という基本方針の下、個性の尊重と公正・公平な処遇、働きやすい職場づくりに努めます。

※1 DEI:「ダイバーシティ(Diversity)」、「エクイティ(Equity)」、「インクルージョン(Inclusion)」の略

目標

2030年度の目標として、以下の指標を掲げています。

指標 目標
女性リーダー比率
(係長以上リーダーの全女性従業員における割合)
男性と同水準
年齢にかかわらず活躍できる職場環境の整備 就労年齢制限70歳+α
TISP※2 採用者数 120名
障がい者雇用比率 法定比率の1.5倍

※2 TISP:Tomioka International Specialist Parkの略。世界中のスペシャリスト(製品設計/生産技術/要素技術/品質保証/生産管理など)を当社のマザー工場である富岡工場(群馬県)に集結させるプロジェクト。

データ
従業員比率
単位 2020年度 2021年度 2022年度 対象範囲
従業員数 764 798 814 単体
全従業員に占める女性比率 17.8 19.2 16.3 単体
男性リーダー比率 43.7 38.0 39.0 単体
女性リーダー比率 11.5 7.2 8.3 単体
障がい者雇用
単位 2020年度 2021年度 2022年度 対象範囲
障がい者雇用者比率 1.6 1.5 1.5 単体
新卒採用とキャリア採用
単位 2020年度 2021年度 2022年度 対象範囲
新卒採用者数 22 28 22 単体
キャリア採用者数 30 60 57 単体
TISP人材
単位 2020年度 2021年度 2022年度 対象範囲
TISP在籍者数 61 71 72 単体
高齢者再雇用
単位 2020年度 2021年度 2022年度 対象範囲
高齢者再雇用者数 30 34 38 単体
主な取り組み
ラウンドテーブルの実施

当社では、働きがいのある魅力的な職場環境の実現に向けて、組織風土や制度の課題を明確にし、その具体的な改善策と体制を構築・強化するとともに、それらを従業員間で共有していくために、ラウンドテーブルを開催しています。
ラウンドテーブルでは、従業員を8つの属性に分けて開催しており、同属性内における議論を活発化させ、当社の現状の改善点を徹底的に洗い出し、人事制度等の改定時に役立てています。
2021年度においては、従業員からの意見をリスト化して全社に公開し、随時改善を進めています。今後も継続してラウンドテーブルを実施することで多くの意見を集め、さらに「いい会社」を目指します。

ラウンドテーブル属性
1 女性 5 子育て世代
2 外国籍 6 スペシャリスト(特定有資格者)
3 入社3年目までの若手 7 ライン従業者・監督者
4 30代の中堅 8 55歳以上のベテラン

■意見のある従業員が自由に発言できる機会として、「ラウンドテーブル意見箱」を社内イントラネット上に設置しています。収集した意見は、内容により新規でラウンドテーブルを立ち上げていきます。

女性活躍推進

当社は、女性リーダー比率(女性社員に占めるリーダーの比率)を男性と同等以上とすることを目標としています。この目標実現に向け、女性の社外取締役就任や管理職への登用を推進しています。同時に、女性活躍を阻害する当社の組織風土は何なのか、どう改善を図るべきかなどの協議の場として、「ラウンドテーブル(女性社員)」を開催しました。その中の意見を集約し、その対応として業務のあり方を見直すとともに改善策を検討することで、性別にとらわれない働き方と風土の醸成に取り組んでいます。

障がい者雇用の取り組み

当社は、DEI推進という基本方針の下、障がい者雇用率を2030年度に法定雇用率の1.5倍にするという目標を設定しました。
その目標に向けて、2022年4月に株式会社ヨコオみらいサポート(2023年3月に特例子会社の認定取得)を設立するとともに、従業員向けに精神・発達障がいについての正しい知識と理解を学ぶ講座をハローワークから講師を招いて開講するなど、取り組みを推進しています。

TISPプロジェクトの推進

当社グループでは、DEIの中心的な取り組みとして、「TISP(Tomioka International Specialist Park)プロジェクト」を推進しています。
本プロジェクトは、世界中のスペシャリスト(製品設計/生産技術/要素技術/品質保証/生産管理など)を当社のマザー工場である富岡工場(群馬県)に集結させる構想です。採用基準については、日本語の会話能力は特段不問とし、キャリア人材は専門性、新卒人材はポテンシャルを重視しています。将来的には、富岡工場を中心に120名の外国籍のスペシャリスト人材を集結させることを目標にしています。このプロジェクトにおいて、日本在住の外国籍の従業員はもとより、海外在住の従業員も積極的に採用しています。特に主力生産拠点がある中国、ベトナム、マレーシアでは、現地の大学を卒業した新卒入社者に対して、日本での数年間の研修プログラムを実施しており、日本での研修を修了した従業員の多くが母国に戻り活躍しています。